mazda nagare

米のGMの業績低迷。クライスラーとの合併の可能性もあるらしい。

GMグループのSUZUKIはどうなるのだろうか。

自動車業界もついに低迷期に入ってきている今日この頃。

世間では日本の自動車業界御三家はトヨタ・ホンダ・ニッサンと言われているが、

僕が好きなメーカーを挙げるとすればマツダ・ホンダ・スバルである。



マツダは企業の理念が好き。「zoom-zoom」・・・日本語に訳すと「ブーンブーン」

さいころプラモデルを走らせたり、クルマが走っているのを見たときに誰でも

言ったことがあるであろう「ブーンブーン」をキャッチコピーとして、

幼い頃の感動や情熱を忘れることなくたくさんのお客様に走る喜びを感じてもらおう

という精神がすき。





ホンダは夢を追いかけるところがすき。自動車だけでなく、バイク、F1、ロボット、ジェット機

ほかにもいろいろ、どこの会社とも手を組むことをせずに自力でやってしまう。あと、

昔から社長には技術者出身の人間しか置かないところにも本田宗一郎の信念が貫かれていると思う。

また、どこよりも環境問題に対して力を入れていると思う。





スバルはクルマに対するこだわりがあるから好き。車種は少ないけど1つ1つがスバルの財産と

言ってもいいくらいとても大事に作られている。シートひとつとっても乗る人のことを真剣に考えていて、

利益は二の次と言ってもいいくらい性能にこだわっている。あと水平対向エンジンは言うまでもない。




3つの会社に共通するのは、「経営ではなく技術や夢、感動を大事にする。」ってとこかな。
これらの対極にあるのがトヨタなんじゃないかと思う。経営がずば抜けて上手いから、ビジネスの
雑誌などで幾度と無く「経営の見本」として登場するトヨタだが、「飛び抜けた技術などは追わずに
最低でも80点を目指していこう」という考えが僕はあまり好きじゃない。無難というか。
何に変えても譲れない技術を持って欲しいと思うし、利益がすべてではないと思う。





話は変わって、10月のはじめに「パリモーターショー」で発表されたマツダの「マツダ 清(きよら)」

いいきっかけなので、マツダのNagareデザインを振り返ってみるとする。


まずは第一弾。「マツダ 流(ながれ)」
2006年ロサンゼルス国際自動車ショー出展。シリーズの原点。  



続いて、「マツダ 流雅(りゅうが)」 自然界の美しい動きから誕生。
2007年北米国際自動車ショー出展。



3つめ、「マツダ 葉風(はかぜ)」  SUV。砂丘に広がる風紋からヒントを得る。
2007年ジュネーブモーターショー出展。



はいお待ちかね。2007年東京モーターショウに出展。「マツダ 大気(たいき)」軽量。低燃費。



きました。ロータリーエンジン搭載レーシングカー。「マツダ 風籟(ふうらい)」
2008年北米国際自動車ショー出展。エタノールで走る。



2008年モスクワモーターショー出展。「マツダ 風舞(かざまい)」環境との調和。



そして今回の「マツダ 清(きよら)」2008年パリモーターショー出展。




クルマのカタチなんてもうある程度決まりきってると思い込んでいたけど、こういうのを

見ると「まだまだ進化の余地があるんだろうな」と思ってしまう。

「何コレ?戦隊モノのヒーローが乗るみたい〜」と言われてしまえばそこで終わってしまうかも知れないけど、

個人的に風籟のかっこよさはハンパないと思う。実際にはもっと光ってる写真を載せたかったけど、

全然見つからなかったので良かったら探してみて欲しい。

動画はコレ。